お天気のいい日、大空を仰ぎながら「どうして雲はあんなに高いところに浮かんでいるんだろう??」こんな疑問をもったことありませんか??
子どもの頃になんとなく疑問に感じ、小学校で習ったような気はするけれどまた忘れ、、、今となってはうまく説明できないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回「雲が浮かんでいる高さとその理由」についてご紹介していきます♪ぜひぜひ、参考にしてみてくださいね!
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雲はどのくらいの高さの所にできるのか?高いところに雲ができやすい理由♪
〇雲のできる高さは?
そもそも雲は私達の上空、どれくらい高いところにできるのでしょうか?ものすごく高いところにあるような気がすることもあれば、掴めそうなほど近くに感じることもあると思います。実はどちらも正解なんです♪雲のできる高さは「地上付近~18km」と、その種類によってさまざまだからです。地上付近の雲とは天気の悪い日に発生する霧のことを言いますが、霧も雲の一種なんです。そして一番高いところは18kmくらいです。随分と差があることに驚かされませんか。
〇高いところにできる理由は?
雲は小さな氷の粒などが集まってできているというのは昔どこかで習ったような…、とうっすら覚えている方も多いと思います。なぜ雲が高いところにできるかというと、空気中の水蒸気が冷やされて氷の粒に変わるから…これも習ったような気がしますよね。
つまり上空の方が気温が低いため水蒸気でいられなくなった水分が氷の粒になって雲になる、だから雲は高いところにできやすいんですね!
雲の種類と高さの違いとは?
雲の種類とできる高さはとても深い関係があります。私達が普段何気なく見ている雲はいろんな形や大きさだったりしますが、それらは全然違う高さにできている雲なのです。雲はできる高さによって大きく分けて以下の3種類に分類されます。
・下層雲(地上から約2km以下にできる雲)
・中層雲(地上から約2km~7kmの高さにできる雲)
・上層雲(地上から約5km~13kmの高さにできる雲)
それぞれの代表的な雲をご紹介していきますね♪・中層雲(地上から約2km~7kmの高さにできる雲)
・上層雲(地上から約5km~13kmの高さにできる雲)
〇下層雲
≪まだら雲≫
曇り空にできることが多い。白い雲や黒い雲、大きさもさまざまで横に連なっていることも多い。曇っているときに現われやすいが雨などの天気の急変にはつながりにくい。≪雨雲≫
まさに低いところに空を覆うようにできる灰色の雲。必ずと言っていほど雨を降らせる。スポンサードリンク
〇中層雲
≪ひつじ雲≫
真っ白でもこもことした形の雲が連なっていることからそう呼ばれている。うろこ雲ほど雨を降らせることはないが、もこもこが密集し分厚くなってくると天候が崩れることもある。≪おぼろ雲≫
空全体を白っぽく多い尽くし、太陽も薄い和紙に透かしたように見える雲。低気圧が近づいているときにできやすいため天候が悪化することが多い。〇上層雲
≪すじ雲≫
ほぼ晴天の日に現れる、まさに筋状の雲。見られるその日は晴れだが、数日後に雨が降ることが多い。≪うろこ雲≫
秋の晴れた日によく見られる魚のうろこ状の雲。台風や低気圧の接近によりできる雲のため、現れたら急な天候の悪化を覚悟した方がいいとされている。雲の役割とは?
ご紹介したように雲にはさまざまな種類があります。その雲のできる高さによって全く違う顔を持っているのにも驚かされませんか?現代の私達が長期的な天気予報を知り、備えながら生活できているのも雲の動きを人工衛星から観測しているからなんです。そして、今ほど科学の進んでいなかった昔も天気を予測するために雲を見ていたと思うと感慨深いものがありますよね♪
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まとめ
いかがでしたでしょうか?雲はどのくらいの高さにできているんだろう?どうしてその高さにできるんだろう?という素朴な疑問は意外と壮大なスケールのお話になりました。今回ご紹介したことをおさらいします。
✅ 雲は水蒸気が冷やされ氷の粒になり、それが集合したもの。
✅ 雲ができる高さによっていろいろな種類となる。
✅ 雲を見極めることで天気を予測することができる。
✅ 雲は私達の生活に密接に関わっている。
雲ができる高さとその高さにできる理由についてお分かりいただけたでしょうか?私達にとって身近なようで、遠くにある雲について興味をもっていただけたらと思います。✅ 雲ができる高さによっていろいろな種類となる。
✅ 雲を見極めることで天気を予測することができる。
✅ 雲は私達の生活に密接に関わっている。
もしお子さんに雲についての素朴な質問をされたら、これらを参考に鼻高々に答えてあげてくださいね♪