「捕らわれる」と「囚われる」ってどう違うの?使い分け方のご紹介♪

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「捕らわれる」「囚われる」の意味の違いって分かりますか?

私たちが普段使っている日本語の中には、「捕らわれる」と「囚われる」のように同じ読み方なのに漢字が違ったり、使い方が違うものってたくさんありますよね。

どちらも捕まえる時などに使われているイメージですが、実際には使い方などに違いがあるんです!
そこで今回!大人としてちょっと知っておくと便利な、漢字の使い分け方について、違いを説明しながらご紹介します♪ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!

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「捕らわれる」と「囚われる」どう違うの?

まずは、それぞれの意味をご紹介していきますね♪
・捕らわれる=つかまえられる、とらえられる
・囚われる=束縛される、拘束される
言葉の意味を見るだけでは、なんとなくしか理解できませんが、もう少しかみ砕いて考えてみると、以下のようになります。
・捕らわれる⇒誰かに捕まえられる、逮捕される、捕獲される
・囚われる⇒考えや行動などを制限される、自由がきかなくなる
つまり、「捕らわれる」は、自分もしくは自分以外の人が、第三者に捕まえられるイメージとなります。人間だけでなく、動物にも同じように使うことができます。直接的、物理的に制限をかけている状態です。

一方で「囚われる」は、考え方や行動など思考によるものを制限されて自由にできないイメージとなります。直接的ではなく間接的に、自由を奪って行動できなくするようなイメージで使います。

では、イメージはなんとなく湧いてきたと思いますので、具体的な使い方の文例をご紹介していきますね!

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「捕らわれる」の2つの文例♪

「捕らわれる」の文例として、主に2つご紹介します。
① 連続窃盗犯の犯人が、やっと警察に捕らわれた。
② 草原を走るシマウマが、追いかけてくるライオンに捕らえられた。
①は、「連続窃盗犯」という人間が、「警察」という第三者によってつかまえられた状態を表しています。つまり、「警察」が「連続窃盗犯」を直接的かつ物理的に捕まえて、自由に逃げることができない状態にしたと言えます。
②は、「シマウマ」が「ライオン」という第三者によってつかまえられた状態です。つまり、「ライオン」が「シマウマ」を食べるために、直接的かつ物理的に捕まえて、逃げられない状態にしたのです。
このように、捕まえたい対象に対して、直接的かつ物理的に働きかけて、自由を奪う状態が「捕らわれる」という状態となります。

「囚われる」の2つの文例♪

「囚われる」の文例を2つご紹介します。
① 報告会で、自分が感じたことを自由に発表したかったが、過去の形式に囚われて、ありきたりなことしか言えなかった。
② 新しい意見を求められたが、常識に囚われて、柔軟な発想ができなかった。
①は、報告会で自由な意見を発表したい!という考えがあるにも関わらず、「過去の形式」によって制限され、自分の意見が言えなかった、という状況です。つまり、「過去の形式」という「考え方・やりかた」によって、自由に発言することが制限されてしまった状態を表しています。
②は、「新しい意見」を出すために必要な「柔軟な発想」が、「常識」によって制限されたため、新しい意見が出せなかった状況です。つまり「常識」という「考え方」によって、「思考」が制限されてしまった状態を表しています。
このように読み仮名は同じでも、使い方は全く異なってきますので、イメージがしやすくなれば幸いです♪

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まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介したポイントは、以下の3点です。
①「捕らわれる」と「囚われる」の違いは、直接的なのか間接的なのかで判断する!
②「捕らわれる」は、直接的、物理的に制限すること
③「囚われる」は、間接的に制限すること
実際に文例を見てみると、より理解しやすいですね♪日常生活の中で使い分けに困ったときや、違いがわからなくなった時に、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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