「うなずく」と「うなづく」どっちが正しいの?正しい使い方のご紹介♪

Pocket

文章を書いていてあれ?「うなずく」と「うなづく」どっちが正しいの?って思った事ありませんか?
パソコンなどで打っていても何気なく漢字に変換されてしまうので、ひらがなで書くとなるとなおさら悩みますよね。

そこで今回!「うなずく」「うなづく」どっちが使い方として正しいのか?合わせて意味、解釈の仕方についてもご紹介していきます♪
ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!

スポンサードリンク


「うなずく」と「うなづく」どっちが正しいの?

「うなずく」と「うなづく」実は、どちらも正しいのです。
昭和61年の内閣告示の現代仮名違いでは、「うなずく」が基本形とされていますが、「うなづく」も慣用的認められています。つまり、正式には、「うなずく」正しくて、「うなづく」でも誤りではないとの考え方です。
このように、どちらでも間違いではありませんが、正確に送り仮名を書きたい時や子どもに教える時は、「うなずく」で教えるのがお勧めですよ!

「うなずく」と「うなづく」の意味

 
「うなずく」と「うなづく」が表す意味を正確に知っていますか?まずは、語源からご紹介していきますね♪

〇頷く

諸説ありますが、ここでご紹介したいのは「うなずく、うなづく」うなは、項(うなじ)をあらわし、項(うなじ)を前に突く事が語源となっている説です。

漢字の「頷く」の「頷」は、あごや下あご(おとがい)の意味があり、あごを上下に動かして承諾の気持ちをあらわしていると言われています。

〇肯く

もう一つ漢字で書くと、「肯く」があります。

「肯く」は、聞き入れる、肯定する、承諾するという意味を持っています。その為、うなずく、うなづくは、「相手の人への同意や承諾の意思をあらわすために、首を縦に振る。」という意味を持つ言葉となるのです。

スポンサードリンク


「頷く」「肯く」のこんな解釈の仕方

 
「頷く」と「肯く」は、基本的には同じ意味で用いられますが、こんな説もあります。
「頷く」を用いる場合は、相手が本当の意味で理解しているかどうかではなく、コクンと首を縦に振った様子の場合に使う。

「肯く」を用いる場合は、相手が伝えた事に肯定し、承諾した時に使う。

このような使い分け方の解釈です。日本語は奥が深いですね!以下、もう少しイメージしやすくなるために、例文をご紹介していきますね♪

「頷く」「肯く」の例文のご紹介♪

 
「頷く」と「肯く」どちらの漢字に変換しようか迷った時のために、それぞれ例文をご紹介しますね♪

〇「頷く」の例文

≪頷くを使った例文≫
・授業の内容がよくわからなかったが、頷くながら聞いていた。
・話の展開が早すぎて理解できないが、思わず頷いてしまった。
・自分では納得がいかなかったが、その場を離れたいために取りあえず頷いてみせた。
・話を頷きながら聞いていたが、頭の中は他の考え事でいっぱいだった。
・わかった?と聞かれて思わず頷いたが、実際はわかっていない。
こういった感じです。つまり、了承しているしていないは別として、反射的に頷く時には、「頷く」を使います。

〇「肯く」の例文

≪肯くを使った例文≫

・半信半疑だったが、話を聞いているうちに肯ける話が多かった。
・いつでも友人の言う事は、正しくて肯ける。
・私の話を真剣に聞き、肯いている。
・あの人の話はいつも不明瞭で肯けない。
・○○さんは、立場上聞こえないふりをしていたが、心の中では肯いていたに違いない。
となるため、しっかりと「わかった」「了解」した時は、「肯く」を使用します。この使い分け方を知ったうえで、文章を読んでいると面白いですよ♪

スポンサードリンク


まとめ

「うなずく」と「うなづく」どっちが正しいのかこれまでご紹介してきました。もう一度今回ご紹介したポイントをご紹介させていただきますね♪
✅うなずくとうなづくはどちらも正しい
✅基本はうなずくと振り仮名を使用する
✅うなずくの語源は、項(うなじ)を前に突くことからきている
✅「頷く」は、あごを上下に動かして承諾の気持ちをあらわしている
✅「肯く」は、聞き入れる、肯定する、承諾するという意味を持つ
✅うなずく、うなづくは、「相手の人への同意や承諾の意思をあらわすために、首を縦に振る。」という意味を持つ言葉
✅「頷く」は、相手が本当の意味で理解しているかどうかではなく、コクンと首を縦に振った時に使い、「肯く」は、相手が伝えた事に肯定し、承諾した時に使う
このようになります。意味を知っていると使い分け方も迷わなくなりますよね!ぜひぜひ参考にしていただければ幸いです♪
アドセンス関連コンテンツ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする